水泳競技にまつわる豆知識を
倉敷市屋内水泳センターの指導員さんに教えていただきました!
パリオリンピックでは7月27日より水泳競技がスタートします。
パリではどんな記録、どんな名言がうまれるでしょうか?!
日本代表選手の活躍も楽しみです。
水泳をより楽しもう♪ 水泳の豆知識NEW
2024.7.26
1. なんと!
日本人が完成させた泳法・バタフライ!
1954年膝を痛めていた日本人「長澤二郎氏」は痛みでカエル脚が出来ず、ドルフィンキックとバタフライのストロークで泳ぎ始めて大きく記録を伸ばし1956年のメルボルンオリンピックから正式な泳法と認められるようになりました。
2. 飛び込み台(スタート台)には、陸上と同じような傾斜角度が!
10年前からスターティングブロックと呼ばれ5段階可変式バックプレートがついたスタート台が導入されています。選手は、レース直前自分の泳ぐレーンのスタート台のバックプレートをスライドさせ自分の飛び込みがベストな状態となるよう調整します。
スタート合図も従来の「用意(ヨーイ)」から英語の「Take your marks(テイク・ユア・マーク)」へ変更されています。
3. レーン(コース)ロープは、場所によって色が違う!
プールの両端(波消し)は緑色、中央部分は黄色、その他は青色を基本としています。
メインの4・5レーンを確認しやすいようにするため導入されました。競泳中継でプールの上をスーッと動く「世界記録ライン」の表示は2001年世界水泳でテレビ朝日が放送を始め、バーチャルラインと可視化することで視聴者へ分かりやすく伝えることが実現しました。
4. 見てみて!
4泳法を泳ぐメドレーリレーと個人メドレーでは順番が違う!
<個人メドレー>
バタフライ ➡ 背泳 ➡ 平泳ぎ ➡ クロール
<メドレーリレー>
背泳 ➡ 平泳ぎ ➡ バタフライ ➡ クロール
壁についた状態から始まる背泳ぎで最初にしないと背泳ぎのスタートと他の種目のゴールがかぶってしまうため、このような順番になっています。
5. センターレーン(中央レーン)より矢印みたいに速い選手が並びます!
予選やエントリータイムなどで一番速かった人にはより泳ぎやすくなるよう・新記録を伸ばすためにも中央レーンから並んで決められてレースが始まります。端のレーンで泳ぐ選手には「波消し」と言って壁からの水しぶきがあまり来ないよう、レーンロープが引かれています。
6. パリでは何が出る?!
オリンピック(水泳)名言集
◆「いままで生きてきた中で一番幸せ」
岩崎恭子さん1992年バルセロナ大会
200m平泳ぎ金メダル
◆「チョー気持ちいい」「なんも言えねぇ」
北島康介さん 2004年アテネ大会・2008年北京大会
両大会とも100m平泳ぎ金メダル
◆「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」
松田丈志さん 2012年ロンドン大会
メドレーリレー銀メダル・主将(バタフライ)