氏名:長尾(ながお) 隆史(たかし)
出身:倉敷市

競技:陸上競技 短距離選手
   幻のモスクワオリンピック代表選手 陸上競技400mハードル
記録:400mハードル:49秒59(当時日本記録) 1978年八か国対抗陸上競技大会(国立)大学3年
☆400mハードルにおいて日本人で初めて50秒の壁を破った選手。
☆49秒59の記録は当時世界ランキング11位の記録
400m:46秒82(当時日本記録・日本高校記録) 1975年日中対抗陸上競技大会(国立)高校3年
☆現在も岡山県高校記録として残っています。

現在は倉敷市スポーツ振興協会で市民のスポーツ活動の支援事業に携わっています。

「国民体育大会」という名称で親しまれてきた大会が、第78回から「国民スポーツ大会」という名称に変更されました。
私も選手として役員として参加していたころを思い出します。
年が明け、令和7年1月26日~2月5日にかけて、岡山県で「第79回国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会」が開催されます。(スピードスケートは群馬県で開催)
まさか、晴れの国おかやまで冬季大会が開かれるとは想像がつきませんでした。
(岡山に国際規格のリンクが2つできた時には、アイスホッケー競技会の開催なら可能かなとの思いはありました。)

冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会の開催は、西日本地域では初の開催となります。岡山県での開催が成功すれば、西日本地域の他の府県でも大会開催を考えてくれるところが出てくれるのではないかと期待しています。

陸上競技2 トラック競技NEW

2024.7.29

1. トラック競技は、スターターのピストルの音でレースが始まります。ピストルの音より、早く動いたりスタートしてしまうと不正スタート(フライング)になります。
不正スタート(フライング)は何回まで許されるでしょうか。

答え:1回で失格になります。
国際競技会の短距離種目は「スタート・インフォメーション・システム」という仕組みで、各選手がスタートの合図から何秒でスタート動作をしたかを測定しています。その反応時間が0.1秒未満であれば不正スタート(フライング)として失格になります。

2. トラック競技(特に短距離種目)の競技者がゴールするときに胸を突き出すような姿勢でゴールします。なぜ、このような姿勢でゴールするのでしょうか。

答え:競技者のトルソー(頭、首、腕、脚、手、足を含まない部分)がフィニッシュラインに到達した瞬間に記録を測定しているからです。

 

3. スターティングブロックを利用してスタートを行う「クラウチングスタート」は、どの種目で行れていますか。

答え:トラック競技の400m以下の短距離種目(ハードル種目を含む)です。
400m以下の短距離種目では「クラウチングスタート(屈んだ姿勢からのスタート)」でのスタートがルール付けられています。
800m以上の距離のトラック競技並びに道路競技は、「スタンディングスタート(立った姿勢で足を前後に開いた状態からのスタート)」で行います。
水泳競技でも「クライチングスターチ」でスタートを行う選手が増えているようです。スタート時にしっかり蹴りだすことができるように、後ろ足用にバックプレート(スターティングブロックの様なもの)がついています。スタートが重要になる種目は、陸上競技短距離種目と同じようにしてスタートするのですね。

4. 100m、200m、400mの距離の種目は、基本的に1組8名でレースを行います。9レーンまであるトラックを使用する場合は、どのレーンを空けてレースをするか知っていますか。

答え:内側のレーン
トラック競技の400m以上の種目では、1レーン、2レーンを多くの選手が走り、早く傷むのでスタートからゴールまで決められたレーンを走る100m、200m、400mの距離の種目では、内側のレーンを空けて競技を行う。と聞いています。
ただし、予選、準決勝、決勝など、組合せが決まった後、棄権者が出た場合は、棄権者が走るレーンは空けたままレースを行います。 

5. 陸上競技では記録が「追い風参考記録」となっていることがあります。これは競技中の風が追い風になった場合、風の力が一定以上になると記録に大きく影響するため、基準を決めています。
どれくらいになると追い風参考記録になると思いますか。

答え:対象となる種目:100m、200m、100mハードル、110mハードル、走幅跳、三段跳
追い風の力:秒速2.0mを超えると追い風参考記録になります。
風は少数2位まで記録し、少数2位を切り上げて表示します。
追い風 2.00m ・・・追い風2.0m(公認記録)
追い風 2.01m ・・・追い風2.1m(追い風参考記録)

風の測定について
100m:スタートの瞬間から10秒間測定した平均値
200m:先頭ランナーが直線コースに入った瞬間から10秒間測定した平均値
100m・110mハードル:スタートした瞬間から13秒間測定した平均値
走幅跳・三段跳:競技者が助走路の脇に置かれているマークを通過して5秒間測定した平均値

6. トラック競技で400m以上の距離の種目では「追い風参考記録」がないのは、なぜでしょうか。

答え:400m以上の距離になるとトラックを1周以上走るので、レース中に追い風の影響を受ける場面もあれば向かい風を受ける場面もあるため、追い風だけの影響で記録が良くなることはないので「追い風参考記録」がありません。